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ふれあい作業所(特定非営利活動法人ふれあい)

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農福連携で地域貢献も障害者のやりがいも

どんなことをしている事業所ですか。

 ふれあい作業所では、障害のある方が作業するだけでなく、人との関わり方や生活上の不安、心配ごとに対するサポートを行い、生きづらさを抱える方が自分らしく生活するための支援を心がけています。
 「話しあえる場」、「経験する場」、「仕事をする場」として自分で環境を選び活動できる事業所です。
 日用品の袋詰め等の内職やミニトマトの栽培、金山寺味噌の生産を行っています。

ふれあい作業所(特定非営利活動法人ふれあい)

農福連携に取り組んだきっかけや、現在取り組んでいる農福連携について教えてください。

 2014年に「内職以外に少しでも工賃を稼ぐことができる作業をつくろう」ということで、農業を始めました。その後、近隣の障害福祉サービス事業所から使わなくなったビニールハウスを購入したり、地域の方々から倉庫や家屋などを寄付していただくなどして、現在に至っています。
 初めはきゅうりやナスなどの毎日収穫や作業が必要な果菜類を栽培していました。しかし、収穫時の取り残しなどが多かったことや、連休や休日の作業が大変なこともあり、栽培期間の長い促成栽培のミニトマトを栽培することになりました。ミニトマトの栽培では、収穫はもちろんのこと、葉かき、誘引などの作業も障害のある方々が担っています。
 また、地域のみかん農家さんからのみかんや八朔の収穫依頼をきっかけに、収穫作業、みかんの選果、袋詰め、箱詰めなどの作業も行っています。
 さらに、和歌山県セルプセンターからの紹介により山椒の収穫や梅の剪定枝のチップ化する作業を行っています。

みかんの選果等(ふれあい作業所)作業風景(ふれあい作業所)

 今後の展望はありますか。

 農作業に取り組むことにより、障害のある方からは「体が疲れよく眠れるようになった」、「働いている実感がある」などの声をいただいており、体調への好影響や、働くことへの自信につながっていると感じます。なかには自身で他のみかん収穫のアルバイトを探して働くなど、就労意欲が大きく向上された方もおられます。
 農福連携を通じて、障害のある方々の生活が豊かになっていくとともに、地域の方々が障害を理解する「きっかけ」になればよいと思います。

事業所の概要

運営法人 特定非営利活動法人ふれあい
事業所名 ふれあい作業所
施設種別 就労継続支援B型
事業所所在地 〒643-0801 有田郡有田川町徳田1417番地
詳細ページ https://noufuku-wakayama.jp/officeinfo/18_fureai/