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有限会社 新岡農園(農業生産法人)

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農福連携で人手不足の解決
新岡農園(キウイフルーツの収穫)新岡農園(作業風景)

どのような作物を栽培されていますか。

新岡農園は、かつらぎ町の農業生産法人です。
ジャバラ、みかん、ブドウ、キウイフルーツなどの栽培を行っています。

農福連携に取り組んだきっかけや、現在取り組んでいる農福連携について教えてください。

 和歌山県セルプセンターの方から、障害福祉サービス事業所の障害のある人たちに何か仕事をさせてくれないかと依頼を受けたのがきっかけです。依頼を受けたのが、ちょうどキウイフルーツの収穫の時期でしたので収穫のお手伝いをお願いすることにしました。
 キウイフルーツは、収穫時期になったら実った全ての実を収穫するだけで判断が必要ありません。またハサミも使用せず手でもぎ取るので、難しい作業ではありません。障害のある方のことはあまり知らなったのですが、この収穫作業であればできるのではないかと考え、1週間の収穫期間で1日50コンテナの収穫をお願いしました。支援員の方2名と障害のある方が5~6名が来てくださり、想像以上に丁寧な仕事で予定通りに収穫してくれました。
 キウイフルーツのほかには、柿酢用の柿のヘタ取りと洗浄作業、ジャバラの収穫作業や剪定した枝をハサミで20cmくらいに切る作業をお願いしています。
 2022年で3年目になりますが、大切な人手として期待しています。どの作業も支援員の方のサポートのおかげで、こちらが想像している以上に丁寧にやっていただいているので本当に助かっています。

今後の展望はありますか。

 今後も引き続き、秋から冬のキウイフルーツやジャバラ、栗などの収穫や加工作業をお願いしたいと思っています。また加工についても乾燥機や充填機など特徴ある機材を保有している障害福祉サービス事業所さんも近隣にあるので自分達ではできない加工をお願いしていければと考えています。
 また、地域を巻き込んだ素晴らしい農福連携の取組みを行っている企業のことを知り、これからは障害福祉サービス事業所の支援員さんに任せきりではなく、社内でも障害のある方への理解を深めていくことが大切であると考えています。障害のある方にどんな作業に取り組んでもらえるか、そして安全に作業を行ってもらえるよう、スタッフも研修会等に参加し、いずれは障害のある方もスタッフとして雇用をできるような環境づくりを社内で目指していきたいと思っています。
 農業を通じて、一緒に生きがいややりがいを共有できるよう取り組んでいきたいと考えています。

事業所等の概要

事業所名 有限会社 新岡農園(農業生産法人)
エリア 伊都エリア(かつらぎ町)