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安田裕志さん(vege like)

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一人農家が農福連携で安定した農業生産
安田裕志さん(vege like )作業風景(生姜の収穫)

どのような作物を栽培されていますか。

 無農薬でしょうが、菜花(なばな)を栽培しています。

農福連携に取り組んだきっかけや、現在取り組んでいる農福連携について教えてください。

 私は一人で農業を営んでいるため、病気やケガの際に農作業ができるかという不安がありました。知人からも病気やケガの際には対応が大変だということを聞いていました。
 そんな中で、障害福祉サービス事業所のエコ工房四季さんをご紹介いただき、エコ工房四季さんのほ場で種しょうがの栽培を依頼することにしました。ほんの少しの種しょうがの栽培から始め、2年目は種しょうがの栽培量を増やしました。
 これまで、種しょうがは高知県にある会社から仕入れていましたが、天候不順による不作等により仕入れ額が安定しないことが課題でした。エコ工房四季さんにお願いしてからは仕入れ額が安定して非常に助かっています。
 また、2021年には自身の口色川のしょうがのほ場で敷き藁作業を依頼しました。一人での敷き藁作業は重労働で時間もかなりかかりますが、エコ工房四季さんに依頼すると30人ぐらいで作業に来ていただいてたったの2日で終わってしまい、本当に驚きました。
 さらに県の農福連携スタートアップ事業でご支援いただき、収穫作業についてもご対応いただきました。収穫作業ではしょうがを掘っていただいたり、茎の部分をハサミで切っていただきました。しょうがを割らないように慎重に掘っていただいて、茎を切る際にもしょうがを傷をつけないように丁寧に作業していただきました。
 エコ工房四季の皆さんはすごく真面目で一生懸命に作業をしてくれます。皆さんも楽しみながら作業していただいているようですし、「安田さん手伝うよ」と声をかけてくれて、農作業も格段にはかどり助かっています。

作業風景(生姜の植え付け①)作業風景(生姜の植え付け②)

今後の展望はありますか。

 今後も引き続き、種しょうがの栽培や、敷き藁、収穫の作業をお手伝いいただきたいと思っています。
 農福連携によって、種しょうがの栽培量も増産でき、ほ場への作付けも量産の計画が可能となり、今後が楽しみです。
 一人で農業を行っている私は先日新型コロナウィルス感染症に罹り1週間の休業を余儀なくされ、敷き藁作業が大幅に遅れていたのですが、エコ工房四季の皆さんの集中的に作業のおかげで短期間で終えることができて本当に助かりました。
 今後もエコ工房四季さんとパートナーシップを太くし、不測の事態にも備えたいと思います。
 また、無農薬のしょうがをパウダーに加工する作業も一人で行っているので、この作業もエコ工房四季さんに依頼することも検討しています。

事業所の概要

事業所名 安田裕志(vege like)
エリア 東牟婁エリア(那智勝浦町)